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ボツリヌス毒素の安全性と副作用
ボツリヌス毒素は使用する方法によっては危険な毒物となります。けれども危険な量と言われているのは一度に3000単位以上使う場合になります。通常のシワ治療で使用するボトックスは10単位から20単位と少ない量であるため、人体への危険性はありません。
Allergan社のボトックスは30年以上の臨床経験をもっており世界で60カ国の国々で使用されてきました。FDAからはシワ治療での認可を受けている製品です。また、日本国内においても厚生労働省が眼科治療などで認可している薬のため薬剤成分自体には問題がありません。安心して治療を受けることができます。
筋肉はなぜ動くのかわかりますか?筋肉はそれぞれの神経、そして筋接合部からの神経伝達物質(アセチルコリン)が分泌されることによって、筋肉と神経が連結されて動く仕組みになっています。
筋肉と神経との間には隙間があるためなにもなければ筋肉は動かすことができません。脳から筋肉に対して動けというような指示が送られるとします。指示が送られると神経側から筋肉の接合部に向かってアセチルコリンという神経伝達物質が分泌されることになります。
このアセチルコリンが分泌されることにより筋肉側からはアセチルコリンを受け取るための、アセチルコリンレセプターという物質が分泌されます。そしてお互いが結合して連結した状態となります。このようにして筋肉に信号が伝えられて動かすことができるのです。
そのためアセチルコリンが分泌されなければ、筋肉を動かすことはできません。アセチルコリンがうまく分泌されない病気もあります。その代表としてあげられるものは重症筋無力症という病気です。
ボトックスはなぜ筋肉の動きを抑制する働きがあるのでしょうか?それはボトックスにはアセチルコリンの分泌を抑える働きがあるためです。筋肉はアセチルコリンの分泌がなければ動かすことができませんので筋肉にボトックスを注射してアセリルコリンの分泌を抑えて、筋肉を動かなくさせることができるのです。
ボトックスの副作用は内出血やアレルギー反応、注射をしたときの痛み、眼瞼下垂などがあります。眼瞼下垂では技術的な問題から目が開きにくくなり、経験や症例数の少ない医師の場合には、そのような副作用がおきる可能性があります。